選択肢としては、以下のものがある。
1.NHKの日本人向け衛星放送サービス
(NHKワールドプレミアム、JSTV)
2.スリングボックス
3.海外でのTV配信サービス
4.その他(Youtubeなど)
どれも経験した立場から、それぞれの特徴を説明したい。
1.NHK日本向人け衛星放送サービス
■NHKワールドプレミアム
東南アジアならアストロ等の衛星放送の一つのチャンネルとして配信されている日本語放送。アストロなどのTV配信事業者との契約の中で選ぶ。海外のホテルでNHKをご覧になられた方もいると思う。NHKワールドかワールドプレミアムのいずれかだったと思われるが、日本語での放送だったらそれはワールドプレミア。こちらだと、紅白歌合戦が生で放送される。
最初のインドネシアでは、衛星放送でNHKワールドプレミアムを見ていた。これがまた、微妙なサービスで、放映権の問題で静止画像に差し替わったりすることがあった。例えば、スポーツニュースで、あるテニスの試合のニュースの時、NHKが国内放映権しか持っていない場合、その時だけ画面が止まるのだ。まるで、放送事故が起こったように。これが、またワールドカップやオリンピック、スケート等見たい大会ほど起こるのだ。これは今でも同じだと思う。
■JSTV
次のオランダの時は、最初はこれを契約した。ただ、イギリスを基準に番組時間が編成されていて、1時間時差があるオランダでは、ニュースの時間が生活サイクルと合わず使いにくく、月50ユーロに見合う価値がみつけられなかったので、結局解約した。
結果的に日本のテレビは一切見なくなった。ニュースは会社の制度を活用して新聞を取り寄せていたし、インターネットでアップデートできたので、あまり不自由はしなかった。たぶん、この時期のうちの子は、TVというのはDVDの再生機器の一部と理解していて、TV電波の受信器とは思っていなかったと思う。
2.スリングボックス
自分専用の機器を購入し、日本のTV(TV受信機)に接続して日本で受信したテレビをインターネットで飛ばして外国で視聴するという仕組み。自分専用のTV配信サーバーを持つような感じ。
ただ、日本で誰かのTV受信機に接続する必要があって、チャンネルの競合が起こったり、日本でスリングボックスが止まったら誰かに再起動してもらう必要があるなど、使い勝手はあまり良くなかった。
3.TV配信サービス
4.その他
各テレビ局の無料配信やYoutubeでの視聴をしている人も相当いる。
インターネットが駐在生活の質を上げてくれた
また、日本にいる親とのコミュニケーションについても、最初は有料の国際通話だったが、今やスカイプを使った無料かつTV電話でコミュニケーションが取れる。
この10年の間にインターネットが普及し、コミュニケーションや情報入手の壁は劇的に低くなっている。この部分については海外に住むことによるデメリットは劇的に減った、すなわち海外に住みやすい環境が整備されてきた、ともいえ、駐在生活に踏み出すことへの心配はこの部分では取り除かれているだろう。
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