経験からは3~5年
自分の経験からは「3年より長く5年以内」というのが答え。ま、知っている駐在仲間の中には、会社側から赴任地での永住や、現地会社との直接雇用への切り替えをオファーされた人もいたりしますが・・・。
10年以上海外駐在をしてきた自分が、なぜ駐在の赴任期間は3~5年が最適という結論に至ったのか整理します。海外駐在の赴任期間について考えている方の参考になれば幸いです。
過去の自分の経験
インドネシアが3年の理由
初めての駐在だったインドネシアに海外赴任した時の年齢は30代前半。辞令は3年。駐在任期終了前に考えたことは以下の2点。
このことを上司に伝え、若手内ローテーションと元職場への還元を目的とし、延長することなく3年ポッキリで駐在期間を満了して帰国しました。
ただ、3年の海外駐在は正直短いと感じました。
オランダが2年だった理由
マレーシアが5年の理由
なので、その次のマレーシアは3年の辞令をもらい駐在しましたが、自分や妻の腹積りは最初から5年。2年目の終わりくらいに会社側へ自分の希望を伝え、会社側も納得の上で3年+2年で5年+αの海外赴任期間を過ごすことになりました。他の駐在員の声は?
僕は過去に10年くらい同じ場所でやってましたがもうそこまで行くと後が大変でしたね。
— かん🇰🇷@雑草魂 | 駐在社長 in KOREA (@90ria1820) February 7, 2020
今は2年ほど海外にいますが、変わるなら5.6年がベストかと僕も同じように思いますね^ ^
羨ましい限りで御座います。
— もとし🇲🇾 (@motoshi_tk) May 28, 2020
経験して思うことですが、基本3年+1〜2年がベストだと思います。
ちょうど3年目くらいで一通り仕事を回す感覚を持てたので、+αくらいがベストかと!⤴︎
業界、職種にもよると思いますが!
実は国内も海外も変わらない
とある会社の社長が「1年目は何もわからん、2年目は大体わかる、3年目はベテラン、4年目以降はアホになる」という格言(?)を紹介してくれたことがあります。4年目以降のアホは、慣れてきて成長が止まるという意味ですね。3年目にしてようやくきちんと仕事ができる、という点では、自分の経験と同じ内容です。
一方、自分の社会人経験に基づいて上限を考えると、6年間同じ仕事をしていた時期の最後の1,2年は飽きてしまって惰性で仕事をしていた時期だったと記憶しています。
海外赴任期間を主体的に選ぶためのコツ
ローテーション(後任)のことを考えていない適当な人事方針の職場もあるからです。
そうならないように、帰任したいなら帰任希望時期や帰任したい積極的な理由、後任に相応しい人物名や要件の提示をしていました。延長したいなら、周囲を納得させるだけの現地での仕事ぶりを心がけていました。
これを根回しと言ってもいいし、自分の考えを周囲に伝え環境形成をしていた、といってもいいですが、とにかく積極的に周りに自分の考え・意向を伝え、働きかけていました。
自分の人生、人任せにしないことが大切。
自分の人生設計のために定期的な見つめ直しが大切
実は、このことは、別に海外赴任しているが故の必要な特別なことではありません。自分がどういう人生を築きたいのか、というライフデザインの一環だからです。
この思考訓練を繰り返し行うことで、より納得感の高い人生を選ぶことにもつながり、人生全体で有益なことにつながります。(「駐在員として海外で働くメリット」でも書いたが)せっかくの人生、他人に委ねるのではなく、できる限り自分の手で作りたいものですね。
もちろん、人生観は人それぞれだから、ずっと同じ仕事が良い、環境を変えたくない、という人もいるでしょうし、それを否定する気はありませんが、定期的に人生を転がしていくのも、また面白いものです。
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