駐在することのデメリット

海外駐在のデメリットも理解しよう


仕事に限ると、あまりないのだが、仕事に逃げ場がない(他にする人がいない)、相談相手が減る、昇格に影響があるなどだろうか。

ただ、企業によっていろいろのようで、例えば欧州・米国への海外赴任はエリートコースだったり、海外赴任そのものが出世コースと言う企業もあるし、海外への行き手が無いので駐在は貧乏くじ、という会社もあるようなので、ケースバイケースと受け取ってもらった方が良い。

1)仕事に逃げ場がない
海外駐在では、日本で働くのと異なり、一人何役も求められる。

例えば、一人駐在の時は、本社からの海外手当算定のための海外勤務アンケートや、現地の日本人商工会議所からのアンケート、他部署からの問い合わせのつなぎ役、役員出張の対応(ホテル手配、下見から車の運転)等、まぁいろいろあった。

他にする受ける人がいなければ、仕方が無い。自分の仕事以外はできない、しない、と言う人には苦痛だろうが、考え方次第で、幅広い仕事を身に着ける機会だと思えば、前向きにとらえられるのではないだろうか。


2)相談相手が減る

現地の人には言えない事(その国の政治、文化、風習等に対して感じる愚痴などネガティブな事)があったりしても、直接言う日本人が限られている(またはいつも同じ)なので、選択余地が少ない。

一人駐在の時は、日本へメールや電話をして、愚痴を吐き出して何とか心のバランスを保っていた。あとは、仕事以外の人につながり(近所の日本人との飲み会や古い友人との会話)で気持ちを整理していた。その意味で、フェイスブックやスカイプはとても有用なツールだと思う。


3)昇格への影響
海外へ送り出した人材への配慮が足りない部署の場合、送り出したが最後、苦労振りや活躍ぶりが目に見えないため、評価に反映されないケースがある。結果として、海外赴任中に苦労していることが昇格評価に反映されず、昇格の絞り込みの中で不利に働いて、同期が課長に昇格した時に、遅れをとった後輩がいた。

何事も、メリットデメリットには表裏があるので、一喜一憂することは無いだろう。3)に書いた人事関係の話は、時々の環境や条件に依存することも多いので、あまり気にすることなく、自分がするべきことを行っておくことが大切だろう。1)、2)については、書いたとおり、デメリットを回避する方法もあるので、参考にしてほしい。


続きはこちら 続・駐在することのデメリット(成長しすぎて不満を感じる?)

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