海外駐在員になる方法って?


基本は今いる会社で海外駐在員の道を探ろう

海外駐在員という選択肢を考えてもいいかも、と思った人、「でもどうやって」という疑問がわいてくるだろう。正直、成功の法則のようなものは無いが、大きく以下の2つの方法が考えられる。

駐在員になる方法(今いる会社の中で)
駐在員になる方法(転職)


海外赴任希望は、継続したアピールが大切


①の場合、海外赴任のチャンスが多い会社に入る事から始まる。

商社や大きなメーカーでは当たり前のように海外異動があるだろうから、当初からそういった希望を持っている人は就職活動の時に既にチェック済ではないだろうか。

そういった場合は、引き続き、自分の志を忘れず、アピールしてチャンスを狙う事が必要だろう。


自分の場合は、入社当時は、あまり海外赴任ポストがない会社・部署だった。

入社後、たまたま連結決算の業務を通じて海外の関係会社と仕事をするようになり、海外との仕事に興味を持っていたところに、駐在員交代の時期が来て、候補者の係長クラスが軒並みいい返事をしなかったため、海外希望を出していたペーペーの自分のところにお鉢が回ってきて、赴任が決まったという経緯がある。

このように、入社時にはそれほど関心が無かったけれども、声がかかるケースもあると思う。特に管理部門にはそういった人の割合が多くなるのではないだろうか?

そういった時は、よほどの理由が無い限り、前向きに受け止めることをお勧めする。会社の費用で、海外に住むことができるって自分の意思ではなかなかできない貴重な経験だ。

転職して探す場合は長期戦で


海外拠点が無く、そういった駐在のチャンスが望めない場合、海外駐在員を探している会社に転職する②のケースも考えられる。

その場合、何かの専門性が身についていることが必要だし、すぐに海外に溶け込めることも期待されるので、未経験の若手で海外転職を望むのは少し難しいかもしれない。

実際、海外駐在前提の転職活動を行ったこともあるが、その時求められていたのは、以下の点。
 ・ 海外での業務経験
 ・ 海外業務をこなせる英語力
 ・ 求められる基本業務(経理職だったので利益計画や財務、税務などの基本的な経理経験)

新入社員と異なり、一から育成しない即戦力が求められるのだから、当然と言えば当然。

また、このアプローチで探すとなれば、コストの関係で出向者を減らして現地採用を増やす傾向にある中で、駐在員を募集するという需要そのものが少ないので、長期戦で探すことになるだろう(「駐在員になる方法(転職)」)。

優先順位は、①→②。まずは、今いる環境で駐在の選択肢がないかをよく考えること。海外駐在はあくまでも手段、本当の目的は何か、ということをお忘れなく。

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