今いる会社で駐在員を目指すためのポイント4つ
ここでは、今いる会社の中で、駐在員を目指す方法・考え方を具体的に記します。
2)自分に近い海外ポストに必要な要件の確認
3)上司へのアピール
4)海外赴任に妥当だと思われる働きぶり
基本的には、自分に近い経験年数の人のポストが一番の目標になる。具体的な目標イメージを把握することによって、今の自分とのギャップが確認でき、現状との差を埋めるためにどうしたらいいかが自然と見えてきます。
簡単に言うと、求められているのは「何を赴任先にもたらすことができるのか?という問い対する答え」(あるいは答えがあるだろうと思わせる可能性)の有無だから。
こういう意味で、自分の思いだけを先走らせるのではなく、個人対会社で、Give&Takeの視点をもって自分が赴任先にもたらせる強みを冷静に考える必要があります。
ただ、気を付けないといけないのは、先にも述べたように、海外に行くことが目的になっていないかどうか。常に自分を客観視し、自分が海外に行くことで会社が貢献を期待できる人材になるよう、自分から会社の期待値に近づく努力も必要。
ただ、上司との面談を通じて海外出向の希望を言っていたからこそ、次善の選択肢としてお鉢が回ってきた結果なので、少しは作戦が奏功していたといえます。
例えば対人コミュニケーションに問題があったり、課題解決力、必要とされる知識に大きな不安がある場合、会社側はそもそも、駐在候補として考えてくれません。
そういった意味では、普段の仕事を、まじめにこなし、少なくとも標準レベルのアウトプットを出して、「こいつなら何とか大丈夫だろう」と思ってもらい、選ばれる人になる必要があります。
いずれにしても、普段からの働きぶり無しには、駐在候補に選ばれることもないでしょう。
海外駐在員になれなくても決して無駄にはならない
なぜか?
自分の頭で考え、周りに働きかけ、意見を聞き、前に進む、そういったPDCAの訓練であり、来たるチャンスのために気持ちをオープンに準備する、ということはキャリア理論の一つでもあるプランドハップンスタンス理論を地で行っていることだからです。
繰り返しになりますが、駐在のための準備は、駐在の実現成否にかかわらず、人生にとって決して無駄になりません。
さあ、海外赴任が気になる人は、少しずつでも始めてみませんか?
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