海外駐在ではコミュニケーションすることを心がけよう
駐在員に必要なスキル、はなんだろうか?英語を真っ先に浮かべる人も多いのではないだろうか。でも、「英語ができないと海外で仕事できない?」で記したように、そういうものでもない、と言うのが実感。
駐在に特殊なスキルは不要で、実は多くの人に可能性がある人生の選択肢であることを最初に強調しておきたい。
その上で、駐在員としての基礎スキルは何かと言えば、それは「コミュニケーションすること」に尽きる。
これだけだと、漠然としすぎているので、もう少し具体的に書いてみたい
1)相手の意見を聞いて、柔軟に受け入れること
なかなか出てこない書類
移転価格の国際ルールが日本に導入されるに当たって、税務関係書類をマレーシアから日本への提供が求められた。納期は8月初め。ところがなかなか提供できず、8月中になり、9月に変わり、それでも書類がローカルから出てこなかった。現地の発想を踏まえた対応
相手の常識を否定しない
日本には、ムスリムのような断食はないし、欧州人のようなバカンスの習慣もない。仕事の相手は生活習慣すら違う相手。仕事の常識も違うのが当たり前だということも容易に想像つくだろう。そういった相手と仕事をするとき、自分の常識を一旦脇に置いて、相手の考えを知ることが必要。そのきっかけが相手の意見をよく聞くことなのだ。
日本の理屈では理解しにくい時もあるが、頭を柔らかくして、「あっ、こういう考え方をするんだな」と柔軟に受け入れる度量がほしい。相手も意思を持った人間。何十年も彼らの考え方で生きてきたのだから、自分が理解できないからといって、相手を否定することは厳禁。
なぜそのような考えや行動をとっているのか?を知ろうとするコミュニケーションこそが大切な基本スキル。
続きは…
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