駐在員に必要なスキル ③挨拶しよう!

駐在員に必要なスキルシリーズ。最終回です。
前回はこちら
駐在員に必要なスキル ②自分の意見を伝える


難しく考えず、軽い挨拶から始めよう

3)まとめ

素直に言葉を発し、素直に受け止める

このシリーズで、海外駐在に必要なスキルを「相手の意見を聞き、受け入れる事」といったり「自分の意見を伝える事」といったりで「どっちやねん!」と思われるかもしれない。

駐在員として必要なコミュニケーションスキルとして難しいのは、この二つをうまくバランスさせることなのだと思う。
自分の意見ばかり言って、相手に押し付けになってもコミュニケーションは成立していないし、相手の意見を呑むばかりでは、自分もストレスがたまるだろう。

お互いがフラットに、意見を述べられる環境ができれば、多くの事が上手くいくのではないだろうか。
お互い、良いアウトプットを出すという仕事の目的は共有できることが多いので、あとはそのアプローチの違いなことがほとんど。

そう思えば、違いを理性的に詰めていけばよく、変に行間や裏読みすることも不要。


コミュニケーションのチャンネルを開けておく = 挨拶!

じゃあ、どう実現すればよいのか?あまり難しく考えなくてもいいと思う。入口としてお勧めしたいのは、相手とのコミュニケーションのチャンネルを常に開けておく、と言うこと。

もっと平たく言うと、挨拶すること、だ。

社内で、道端で、エレベーターであまり知らない人と目が合った時、どうしているだろうか?

少なくとも、マレーシア、インドネシア、オランダでは、アイコンタクトを交わしたり、「ハイ」といった簡単なあいさつを交わしていた。

日本人なら、最初からわき目を振らずに真っ直ぐ前を見ていることが少なくないのではないか。

「人と目を合わせちゃいけません」としつけられる日本の常識は、日本の常識であって、世界の常識とは限らない。だから、そのまま海外駐在に持ち込まないことが吉。(この辺りの事を海外で世界標準の子育てを支援しているTLCfor Kids代表 船津徹さんのブログが言語・非言語コミュニケーションに分けて具体的に書いている)

ここで言いたいのは、いつでも話しできるよ、というメッセージ・雰囲気を常に発信しておく、ということ

そうして、自分がミステリアスな外国人でなく、オープンマインドな人間であることを相手に印象付けられれば、その後のコミュニケーションも実行しやすくなり、先に述べた「相手の言葉を額面通りに素直に受け止める」ことを続ければ、コミュニケーションもスムーズになるだろう。


これから、海外駐在を目指す人も、今海外駐在をしている人も、挨拶は毎日していること。
是非とも心がけてほしい。


【参考:駐在員に必要なスキル①、②
駐在員に必要なスキル ①相手の意見を受け入れる事
駐在員に必要なスキル ②自分の意見を伝える

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